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zoom RSS 深場ジギング、まさかのメヌケ(アコウダイ)2.4kgが。(外房オフショア)

<<   作成日時 : 2017/03/21 15:29   >>

驚いた ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

画像水深400メートルを越える岩礁帯に棲む赤い大型魚、メヌケまたはアコウダイ。その味は知る人ぞ知るの星五つ。しかし、ここらへん(横浜)の魚屋ではまず見かけません。ほぼそのまま高級割烹へ直行なのでしょう。釣り上げられたとき、水圧の変化で目が飛び出すことから「目抜け」と呼ばれるそうですが、電動リールに2Kgの重りをぶらさげ、20本くらいの釣り針を流すエサ釣りで狙うのがこれまでのスタイルでした。しかし、近頃は手巻きルアーでも船を出してくれる船宿があるそうな。実はアカムツ狙いのスロージギングで去年お世話になった波崎港(茨城県神栖市)のじんとく丸さんもそのひとつ。3連休の中日19日、船宿のホームページ予定表に「スロージギング・メヌケアコウ出船」とあるではないですか。海の予報も悪くありません。前回のアブラボウズであっさり切られたラインをどうするかとか、深場用の高価なジグを3本もロストした痛みとか、いろんなことが頭を過りますが、それよりなにより、なかなか出ない乗り合い深場ジギング船です。えーいままよとばかり、気合で予約を入れました。

(注:一般にメヌケというとアコウダイも含まれると思って、文中、メヌケ=アコウダイのような表現になっています。が、波崎ではメヌケとアコウダイは別物扱いで、しかも、見分け方がかなり微妙らしい。ですがまあ、それは赤いのが釣れてから悩むことにします)

午前3時半。
まだ暗い波崎港ですが、岸壁の釣り船「じんとく丸」2艘にはすでに煌々と明かりが点いてます。手前が深場餌釣り船、その奥に深場スロージギング船、駐車場は車でいっぱい。
「みやざきさん?」
車を停めると船宿の女性が心配げにやってきました。前回(アブラボウズ船)は集合時刻の3時半でルアー1番乗りでしたが、今朝は最後のひとりだったようです。
「もう来ないのかと思いましたよ」
笑いながらやって来たのは、ブログ知り合いの「あおみの」さん。去年の雨降りアカムツ船で乗り合わせましたが、あの日はずぶぬれでさっさと引き上げてしまい、あまり話せませんでした。おそらくかなり早くに来てたらしく、彼はタックル一式積み込んで、ベスポジ右オオトモにセット済み。空いてる釣り座は。。。右舷胴間、船長のすぐ横。釣り座にクーラーボックスを置いてから、船宿の小型トラック脇で乗船名簿を書き、乗船代を払い、船に乗り込みます。常連さんらしいルアーマン男女数名、すでにミヨシ甲板で釣り談に花が咲いてます。軽く挨拶をしてから船室へ。

午前4時。船室で横になってうつらうつらしている内にエンジン音が高くなりました。出港です。今日は東へ向かいますと船長。前回のアブラボウズとは違うポイントのようです。静かな利根川から外海へ出ますが、船がさほど揺れません。外房には珍しく凪気配。

「はい、準備してくださーい」

全速でたっぷり2時間強。ようやく船がスローダウンして、船室を出ます。予報通り、空は晴れ、波はサブサブですが外房でこれなら「凪」でしょう。

「500mです。駆けあがり〜、試しにやってみましょう」 ぷー。

うん? 試しに?

「底潮がどんな感じか、ラインが落ちる時間を計ってみてくれる?」

らじゃ。

画像今日持ってきたタックルはマグロ用と深場スローの2セット、前回のアブラボウズ船と同じ組みあわせです。ただし、前回(硬すぎて?)しゃくりが大変だったマグロ用ロッド、ディープライダーは8から6オンスに落としてきました。リールはティカチームのST12にPE2号、スロータックルはインフィニティの6オンスロッドにオシアジガー2000NRPG、ファイヤライン1.5号、前回切れたリーダーだけは30→40ポンドと太くしてます。まずはスロー6オンスにスピンドル600grシルバーゼブラをつけて落とします。潮の速さは約1ノット(by船長)、ラインはまっすぐにするすると出ていきます。腕時計とラインカラーを見比べながら、350。。450。。550mくらいでスプールが停まりました。着底です。約7分かかりました。リールを巻いて糸ふけをとり、ゆっくりあおって、スローにテンションフォール、リールを半回転巻きしてから、またゆっくりあおります。だいたい10mくらいまで持ち上げたら、クラッチを切ってフォール。。。うん? ラインがどんどん出ます。駆けあがりじゃなかったっけ? 550mを過ぎても着底しません。ライン自体も船底へと送り込まれ斜めってます。あらら、600m。。。もうラインが出きってしまう(800m巻き)。。。ようやくラインが緩み着底? そこからリールを巻きます。かなり糸ふけが出てます。3回くらい巻いてもジグの重さがありません。

ぷー。

「けっこう底潮がきついようなので、ポイント変えようか」

600grを回収します。巻きます、巻きます、重い。。。底潮のせいか、思いのほかリールを支える左腕(私は右巻き)に負荷がかかります。う、う、う、左腕が。。。痺れてリールを支えきれない。。。そこで秘密兵器の投入。タックルボックスから「それ」を取り出します。舷側にセット、これにロッドを預けて。。。リールを巻きます。おー、楽ちん。。。「それ」とはマルイカ釣りで使ったロッドホルダーでした。船べりに空いたロッド用の穴に差し込むだけで設置完了。ハンドルのほうはゆっくり巻けば左手はリールに添えるだけ、巻き上げがちっとも苦になりません。これはいい!

「わー、おめでとう!」

そろそろ回収が終わるかなという頃。突然、反対側(左舷)から歓声が上がります。なんだ?何か釣れた?そそくさと残りラインを巻いて、急いで左舷をチェックすると、お! あおみのさんが満面の笑み。ジグにかかっている赤い魚は。。。でっかいメヌケ!なんと、釣り開始早々、本命のメヌケをかけてます。

「持ってる男は違うなあ」

画像声をかけながら、あおのみさんの当たりジグをしっかりとチェックです。ロング、ひらひら系ですがなにやら見慣れないカラー。クロスに貼られたいろいろカラフルなグローテープはまるで飲み屋のネオンサインです。いったいどこのジグ?「自分で貼りました」なるほど。

船は大きく移動します。

「このポイントは急激な駆け下がり。壁みたいな感じです」 ぷー。

マグロタックルに持ち替えます。ジグは600grでさきほどラインがどんどん出たので、スピンドルの700grと今日持ってきたなかではいちばん重いやつにしました。ラインはするするっと出ていきます。

「はい、水深350m」

するする。。。

「今、380mになったよ」

するする。。。

「はい、水深400m」

これはすごい駆け下がりです。ジグを落としている間に、水深が50mくらい変わってます。ようやく着底、ゆっくりあおって、フォール。。。で底を取り直すと、もう450mくらい出ます。

「えーと、430mから450m」

ラインがまた出ます。

「水深500mだあ。ここで少し平らになってるよ」

は? 投入2回めのしゃくりは500mラインから、ただしラインは500mちょいで止まりますから、思ったほどに糸ふけは出てません。底潮はさっきのポイントほどには流れてないようです。待て待て、700grのジグだから出ないのか? わからん。頭をふりふり、ロッドであおります。竿尻を肘に当てて、腕だけであおるとディープライダー6オンスは、ロッド先がいい感じで曲がります。戻りを待ってから、ゆっくりテンションフォールさせ、リールを4回転くらいでジグの重み。うん? いや、ジグよりも重いぞ。ぐーんという感じで重みがロッドにかかります。これってアタリ?

「何かついてるね」

船長が竿先を見てアドバイスをくれます。よし、これが深場のアタリなのかも。リールを巻きます。最初からロッドホルダーにロッドを託して、右手でがんがん巻きます。巻きます。なんといっても500mです。巻きます、巻きます。。。あれ? ふっと軽くなりました。ばれた?

「深海魚は上がるにつれて空気袋が膨らむので、途中から軽くなるよ。最後まで巻いてみて」

らじゃ。

巻きます。巻きます。巻きます。が、上がってきたのはスピンドルだけでした。やっぱりバラしたようです。がっくり。もう一回、投入しようかと船長に言ったら、待て。船を入れなおすので、ぷー。全員回収。。。

。。。


そこから350−500mくらいの駆け下がりを何回か繰り返します。周囲ではメダイ、サバ?などが上がりますが、やはりメヌケは手ごわくてなかなか歓声が続きません。私はといえば、流しのたびにタックルを持ち替え、スピンドル600gr(潮に流され反対側とオマツリ連発したので封印)、スパイV700grとローテーションさせますが、その後はそれらしきアタリはなし。時間だけが過ぎていきます。釣り始めからそろそろ4時間の午前10時近く。船は次のポイントへ小移動中、ちょっと思いついて、それまで使っていたフックを大きくしてみることにしました。新しいフックは昨日自分で作ったばかりのツインフックで針はジガーライトシワリ5/0、それまで主戦だったカマイタチ3/0に比べると、ずいぶんとでかいです。アシストラインも80ポンドでフロロ芯無し、8センチ長さ。スパイVレッドゼブラグロー(全長26センチ)につけるとちょうどいい感じです。ぷー。

「ここも300mくらいから急に駆け下がるよ」

画像スロー6オンスタックルでスパイ700grを落とします。ひらひらとキラキラと光りながら、ロングジグは深海に泳いでいきます。潮がすこし弱くなったのか、ラインはほぼまっすぐ、それでも着底したときには、水深が400m越えてます。糸ふけを取り、インフィニティを腕でねじってロッド先を曲げ、ゆっくりとジグをあおります。ゆくりめのテンションフォール中にリールを半回転巻きし、下限からロッドをまたゆっくりとあおります。このインフィニティB636はカタログ上の最大ジグ負荷は450gr。しかし、スローに上げて、スローに落とす深場ジギングなら、700grまでならギリギリでコントロール可能かも。バットがしっかりしているからでしょうか、守備範囲の広いロッドです。

「水深は500m。ここでまた少し平らになったよ」

ジグを持ち上げます。うん? 潮のせいか、ジグがぐっと重くなった気がします。試しにリールを少し巻いてみますが、重さが変わりません。嫌な予感。。。この感じはジグのエビったときに似ています。引かないし、それでも重いし。。。ぷー。船長から回収の警笛です。仕方ありません。またもや、ロッドホルダーに支えてもらって、巻きます。巻きます。。。あ、ラインの先が明らかに変?

「マツってますよ。こっちで外しますから、ライン出してください」

その声は、ひとりさっさとメヌケを釣って余裕のあおみのさん。重いのはオマツリのせいでしたか、がっくり。。。クラッチを切ります。

「はい、オッケーでーす」

うん? 回収を再開しますが、まーだ重い。ラインも少し船底へと斜めっています。もうひとりオマツリしてる? 確認してもらいますが、誰も返事無し。あとラインは200mくらいです。巻きます。重い。巻きます。重い。ようやくリーダーが。。。あ!

船底にこすらないようにスタンディングで巻いていたら、リーダーの先からぽっかりと目の玉が飛び出た赤くてでかい魚が浮かんできたではありませんか。ワー、タモタモタモ。。。叫ぶ私。駆け寄る船長。針がしっかりかかってる、タモいらねえよ。船長がリーダーをたぐって、赤い魚を船に取り込んでくれました。私はわが目を疑い、しばし、茫然自失。

画像メヌケ(アコウダイ)、2.4kg。

まさかの初挑戦でゲットしてしまいました。しかも、アタリもなにも全然わからず。あげてみたら、ついていましたという、ルアーマンにはあるまじき「釣れました」パターン。でもいいか。釣れたんだから、次第にじわっと笑みがこぼれます。ちょうどメヌケの群れだったのか、反対側でも「やった!」とか「やっほー」とか歓声が聞こえてきます。後で確認すると、この流しだけでメヌケが3尾上がった模様。

「メヌケは群れて泳いでるから、ここもう一回流そう」

と、その後はポイントを絞り、駆け下がり、駆けあがりを数回攻めます。最後の流しで、右となりの人がでっかいメヌケをあげたところで正午、沖上がり。結局、船中メヌケ6尾というめでたい釣果でありました。さて、またいつ出るか分からない深場ジギング乗合船。3−500mから6−700grの手巻き回収にはたっぷり15分はかかり、右手も左手も、背骨も腰もくたくた。帰り道の疲労感もハンパありません。しかし、なぜでしょう。なんかクセになりそうな予感、やばいです。

釣れていた リールを巻いたら でかメヌケ

本日の釣果 メヌケ(アコウダイ)2.4Kg

使用タックル:スロー6オンス

ロッド:オシアジガーインフィニティB636
リール:オシアジガー2000NRPG
ライン:スーパーファイヤラインカラード 1.5号x800m
リーダー:バリバスナイロン40ポンドx5m
フック:自作ツインフック、針:ジガーシワリ5/0、アシスト:80ポンドx8センチ
ジグ:スパイV700gr レッドゼブラグロー

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
まいど〜!
なんて深さですか!(◎_◎;)
疲労感ハンパないでしょうね。
それにしてもロッドホルダーは、
いいアイデアですね。

オッチャンAngler
2017/03/23 09:06
> オッチャンAnglerさん

こんちわ〜。
はい、深いです。しかも手巻きです。正直、やる前は釣り途中でへばるんではと戦々恐々でした。ですが、やってみると案外やれるもんで、しかも本命ゲットですから、かなり楽しかったりします。今度ぜひディープな駿河湾でやりましょう! ロッドホルダーがあればたぶん大丈夫です。たぶん。
みやざき
2017/03/23 16:39
おつかれさまでした!

いやー、本当に釣れてよかった!!
あの何が付いてるかわからないワクワク感。
そして、最後にプカーっと上がってきた瞬間のなんとも言えない喜び!

あと、10回味わってもいいです(笑
あおみの
2017/03/23 21:13
> あおみのさん

お疲れさまでした。
釣れましたね〜、お互いに。まずは修行あるのみで、なかなか釣れないと聞いていて。。。まさかまさかの「釣れちゃった」パターン。しかし考えてみれば、オマツリしてわけで、最初の200mくらいはあおみのさんが回収してくれたようなもの。だからですか。。。アタリもなにもわからなかったのは。いやはや、最後の200mは重かったですけど、あの赤い魚体を見たときは、頭が真っ白になりましたよ。はい、あのインパクト、あと10回くらいはやってもいいですね。
みやざき
2017/03/24 10:56

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