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zoom RSS 真鶴沖、深場ジギング、鳴り響くドラグ(相模湾オフショア)

<<   作成日時 : 2017/04/19 13:48   >>

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画像雲が切れ、太陽がギラギラ。気温は25度近くまで一気に上がりました。昼下がり。真鶴港の岸壁に係留された小型漁船たちが陽炎にゆらゆら揺れてます。四月中旬だというのに、まさかの夏日到来です。さて今日はこれから午後船、中深海改め深場ジギングに出ます。真鶴沖で深場ジギングは初めて。「ポイントは風次第だね?」というyoshi丸船長の言葉通り、真鶴半島を出ると西から爆風にあおられます。半島の西側は白波が立って、どうみてもシケ模様。船はささっと東に舳先を向けました。

「はい、500mです」

真鶴港を出て、やや東寄りに45分くらいで深場ポイント到着。船が停まっても揺れは続きます。どどーん。朝はなかったウネリが出て、船は右に左に、上に下にとローリング状態。自分でリクエストした深場ジギングですが、これほどの荒れ模様とは。。。ちらっと後悔が過ぎりますが、なんとかねじ伏せて、タックルを準備します。

用意した深場ジギング用タックルはひとつだけ。もともとは中深海の予定(4オンスタックル)でしたから、やむなしです。ロッドがインフィニティ6オンス(ジグmax450gr)にオシアジガー2000NRPG、メインラインがファイヤライン2号を600m、リーダーは40ポンドナイロンにフックは鎌鼬4/0、アシスト80ポンドでやってみます。ちなみにライン600mは水深400m以遠を狙う深場ジギング用としては明らかに長さ不足。今日はお試しなのでこれでやってみますが、高切れ対応で1.5号を700m巻いたオシアジガー1500HGを念のために予備で持ってきてます。ジグは400から500grくらい。外房なら二枚潮当たり前なので、700grから800grメインですが、こっちはこれでいけるはず。

さて、水深は500mです。まずは500grのスピンドルゼブラグローを落として様子を見ます。風のせいで船が前に行ったり後ろに流されたりで、ラインが斜めになりますが、わりとスルスルと落ちて行きました。着底まではたっぷり五分以上。ローリングしている船でもそれと分かるラインの緩みで着底確認、クラッチを戻します。ラインカラーで530mちょい。糸ふけを取って、ロッドを曲げてゆっくりとジグを持ち上げ、意外と軽いです。やはりこっちは潮が素直。そこからフォール。。。ぐん。うん? フォールからのあおり始めで、明らかにジグが重くなりました。ロッドをさらに持ち上げてみます。重い。。。けど上がってきます。根掛かりではありません。間違いなく、ジグに何か付いてます。しかし、ただ重たいだけで全然引きません。ロッド先を下に向けて、せっせとリールを巻き始めます。真鶴沖の深場、まさかの第1投でヒット?

巻きます。。。巻きます。。。さすがに500mは深いです。ラインがほぼ出切ってしまったので巻き径も細くなって、巻いても巻いてもなかなかラインを回収できません。しかも、ただただ重いだけ。ひょっとしてゴミかも? 巻き始めて15分くらいは経ったでしょうか。ようやくリーダーが登場。そして。。。

画像ジグに絡みついて上がってきたのは、イカでした。体型からスルメイカのようです。スロージギング船ではわりと上がってましたが、実は自分で釣るのは初めて。スルメイカはまさに干してスルメにするイカで、味のほうは(アオリやコウイカに比べると)イマイチと言われてます。しかし、薄切りのイカソーメンはほとんどこれを使うとも。めでたく新魚種追加、もちろんキープです。

船を潮上に戻して、ふた流しめは何もなし。潮が素直なので、ジグをスパイの400grゼブラグローに交換してみます。センターバランスのロングジグはひらひらと優雅に落ちて行きますが、着底まではさほど長く感じません。水深500mでほとんど糸ふけなし。今度はゆっくり持ち上げて、竿先が戻ってからゆっくりと落とす、スローなロングジャークを試してみます。

ガクガクガク。

フォール中にジグが暴れました。すかさずロッドをあおって、合わせを入れます。ググン、ググン。今度は明らかな魚信! もう一回、合わせを入れてから、リールを巻きます。ググン、ググン。魚は大暴れ。ロッド先が上下に踊ります。ググン、ググン。たまにドラグも滑りますが、少しずつ回収できてます。いつもの中深海なら、メインラインが1.2号から1.5号ですが、今回は 2.0号のファイヤライン、強度がメーカいわく30lbs(約13Kg)です。ゴリ巻きしながらも、やはり安心感が違います。巻きます。巻きます。ズズズとドラグが滑っても、ひたすら巻きます。

うーむ。

深場で大きめの魚をかけると、リールを巻く右手(私は右巻き)よりも、魚の負荷とロッド、そしてリール本体を支える左手のほうが負担が大きいようです。まだ200mくらいなのに、もう痛くなってきました。なにせデカいとドラグも滑るしなかなか上がってきません。ぜんぶ回収するにはたぶん20分以上は巻き続けることになります。先達は船べりに片膝を立ててそこにロッド&リールを預けてますが、大揺れの船では落下の危険が。

実は、こんな時に手軽で便利なのが竿置き。Y字形の竿置きをロッド立て穴に差し込み、そこにロッドを預けるとあら不思議。暴れる魚の重みも潮に揉まれるジグの抵抗も消えて、巻き上げがぐっと楽になります。置き竿回収システム。。。しかし、欠点もあります。ロッドが固定されるので、急な魚の引きに即座には対応できません。つまり、アカムツのような暴れまくる魚だとバラしてしまうリスクもあります。

画像たっぷり20分強。ようやくリーダーが上がってきました。魚は。。。うん? 黒くて平たい魚体がくるくる回って上がってきます。これはなんだ?

「エチオピアかな。尾びれが白くないぞ」

船長にタモ入れしてもらい、船上でじーっと魚種確認。ちょっとカッポレに似てますが、デコッパチの顔が違います。で、スマホ検索。。。新魚種、シマカツオ、別名エチオピアでした。日本各地でいろいろな呼び名があるとかで、スマホ記事を転載。

シマガツオ(エチオピア) 魚類市場図鑑より抜粋

海水魚、水深600mより浅場に棲み夜になると表層に浮き上がる。北海道から土佐湾の太平洋沖、九州北の日本海沖。北海道、三陸で大量に水揚げされることもある。シマガツオは魚類学者の命名で体形がマナガツオに似ているため。各地でエチオピアと呼ばれるが由来は諸説あって不詳。古くから切り身などに加工され、クセのない味わいで惣菜魚として重宝された。市場で安価なわりには非常に美味である。

「みやざきさん、400gr?」

次の流しから、船長も参戦です。少しポイント移動して、水深470m。いろいろ試したい私はジグを交換します。ジグケースの奥から取り出したのは。。。スローピッチを始めたときに買っておいたきり、ほとんど出番のなかった400grジグ、シャウトのクレイドル、ゼブラグロー。やっと実釣テストできます。投入。。。極端な非対称ショートジグらしく、くるりんからりんとまるで悶えるようなアクションで落ちて行きます。ラインがジグの動きでぴくんぴくんと安定しません。船長もトモのほうでジグを落として、おや? さっそく何かかけてます。私の方もジグが停まって。。。フォールで食った? 慌てて回収しますが、途中でバレてしまいました。船長はというと、デッカいオキギス。。。舌打ちしながらのリリースです。

流し替え。

風向きが西から北へと変わってきました。しかも突風混じりで船を突き上げます。ウネリもデカくなって、そろそろヤバそうな雰囲気。

「これ、最後にしませんか?」

ジグを落としながら、船長に声をかけます。

「いいっすよ」

船長もジグをちょい投げして頷いてます。クレイドル400grで継続。。。風は強いのですが、海の中は静かなようで、パタパタが終えるとすーっと素直にラインが延びていきます。。。ラインがふっと緩んで着底。糸ふけを取り、ロッドを上げようとしたら。

ジジジジー!

ラインが一気に走り出しました。船が波で持ち上がった瞬間でしたから、根掛かり?なんて間抜けな疑問を口走って。

「違うでしょ! こっちにも来てますよ」

船長のロッドも大きく曲がってます。私のドラグが鳴り止みません。いったいこれはどういうこと?

「魚探に大きなベイト反応が出てました」

ダブルヒット? しかも、デカいやつ。ロッドを曲げて走りを止めようとしてみます。インフィニティはこれが強み。ようやくドラグが止まり、ラインが少し回収できました。なるほど、リールが巻けるってことは根掛かりではない。ジリジリ、リールを巻きます。ゆっくり、ゆっくりとそいつは上がって来ます。しかし、すぐに泳ぎ出して、ジジジジー。船長のもでかそうです。波の上下を使ってやっとこさ、リールが巻けてます。

「まさか、ふたりでオマツリじゃないよね」

違います。船長の魚は船底へ走ってますが、私のはどんどん沖へと出ていきます。でも同じ魚種かも。。。サメ、バラムツ、アブラボウズ、トウジン、アラ、メヌケ。。。深場の怪魚リストをめくってみます。サメだけは勘弁してほしい。ギリギリギリ。。。ドラグが滑ってラインがロッドガイドで軋みます。やばい。。。いつぞやのアブラボウズ船を思い出しました。ドラグを締めてロッドをあおった瞬間に、リーダーでぷっつり。。。結局、魚の正体は見られず。。。あれだけは回避したい。幸い、今日は2号ライン30ポンド、ドラグも2キロと高めなのでそのままゴリ巻きで。。。ジジジジー、ギリギリギリ。。。

重い。。。

470mからのデカいやつは、ほんとにキツいです。バラしたくないので、竿置きは使わず、しかし、まだあと半分あたりでもう左手の感覚がありません。ロッドをできるだけ海面にまっすぐに向けて、リールだけで回収してみます。ラインカラーの10mが長い。。。

「わー、バラだあ」

船長の声に振り向くと、海面に焦げ茶色のデカい魚体が浮かびました。大きく開いた口からギザギザの歯が見えます。これがあのバラムツですか。初めて見ましたが、ちょいとスズキを思わせるような精悍な体つきです。さっさとタモ入れ、船に上げて、ジグを外して。。。リリース。バラムツ系はアブラがダメで食用には供せないとか。大きな魚で引きも抜群と釣り味は最高らしいのですが、それならこっちも同じバラムツか。

私の魚はどんどん船から離れていってます。しかし、ラインカラーからはあと50mくらい。グイングイン。まだ抵抗してます。水深470mでかかったくせに、海面近くでもバタバタ暴れる。バラムツ、なかなか凄いぞ。。。などと笑っていたら、20mくらい離れた海面に黒い塊がぽかっと浮いてきました。体長からもバラムツではありません。あれが赤なら大本命のメヌケ(アコウダイ)ですが、残念ながら色違い。何だ? エチオピア。。。と言いかけて、船長が口をつぐみました。違うなあ、尾びれが白いぞ。

画像ヒレジロマンザイウオ(別名、これまた、エチオピア)。

体長60センチ強、重さは持った感じで5キロ超。大物です。初めて釣りましたが、エチオピアの仲間? ヒレジロマンザイウオ?見た感じ、鱗がまるで鎧のようで、硬そう。

「食べれるの?」

「うーん、寄生虫だらけだから、やめといたほうが」

らじゃ。

しかし、重かった。左手、右手、それと背骨が今だにキシキシ言ってます。そしてなぜか、笑いがこみ上げてきます。船長も笑ってます。はい、深場ジギングはかなり楽しい!

「もう一回だけ流しましょうか」

船は大揺れですが、異論はありません。まったく同じところを流します。船長はタックルを片付けて、私ひとり。クレイドルをそのまま落として、底からあおってみますが、さすがに反応なし。数回ロングフォールをやってみて、そそくさと回収に入ります。と、その時。。。

ジジジジー。

え?

ただ巻きで回収していたら、いきなりドラグが出ました。船長はたまらず腹を抱えて笑っています。私もなぜか笑い転げそう。それでも真面目にロッドで合わせて、リールを巻きます。が。。。これもデカい。。。右手は大丈夫ですが、左手が痺れてもう使えません。そこで秘密兵器、竿置きの登場です。Y字にロッドを置いて、巻きます。ジジジジー、キリキリ。50m、100m、なんとか持ち上げてます。これならもう一回、モンスターの顔が見られるかもと思った矢先、魚が大きく反転して走ります。

ジジジジー! ふっ。

バレてしまいました。やはり、竿置きはこういうシーンで対応が遅れてしまいます。ラインブレークではなく、単に魚がフックから外れた(身切れ?)ようで、ジグもリーダーも無事。よーく見たら、テール側のツインフックが一本だけしっかり伸ばされてました。80ポンドのアシストラインもギザギザ歯の直撃を受けたのか、ボロボロ。。。沖上がり。

荒海や ドラグが響く 深場釣り

本日の釣果: シマガツオ、スルメイカ、ヒレジロマンザイウオ、バラシ数回

使用タックル 6オンススローピッチ

ロッド: オシアジガーインフィニティ B636
リール: オシアジガー 2000NRPG
ライン: スーパーファイヤラインカラード 2.0号x600m
リーダー: バリバスナイロン 40ポンドx5m
ツインフック: 自作 針/鎌鼬4/0他 アシストライン/80ポンドx5cm
ジグ: スピンドル500gr、スパイ400gr、クレイドル400gr すべてゼブラグロー


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
エチオピアはメチャ引きますよね〜
たのしいのですが、足が早い魚なのがなんとも、、、
しかし、波崎と違ってかなり魚種が違いますね。
深場五目釣りも可能性ありで楽しそうです!
あおみの
2017/04/25 20:19
> あおみのさん

こんにちは。肩の具合はどうですか?
真鶴沖の深場、初めてチャレンジしてみました。まー、手巻きで500mなんてかなりクレージーだと思いますが、やってみるとそれほどキツくはなかったです。しかも、いろいろ新魚種が釣れましたし。シマガツオは白身でうまかったですよ。ムニエルで食べてみましたが、絶品。ヒレジロのほうはリリースでしたが、次はこっちも試食してみたいと妄想中です。ただ、こちらの船宿は深場はあくまでも予約ひとりの時の顧客サービスでやってくれたわけなので、こいつでもとは行かないでしょう。もうひとつ、近くの港で紅アコウ船があるようなので、ルアー便乗ができるか、そっちもチェックしてみるつもりです。
みやざき
2017/04/26 11:33

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