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zoom RSS 深場ジギング、ついにあい「ツ」15キロを釣り上げる

<<   作成日時 : 2017/05/28 19:35   >>

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画像メタルジグは金属のかたまりであります。海の中でちょちょんと動かします。あるいはすいっと、じゃかじゃかっと、はたまたすーっと。釣り人それぞれに、あるいはジグのデザインごとに最適のロジックがあるようです。深場ジギングとは概ね300mから500mの海底付近が舞台となります。もちろん、そんな深いところで実際にジグがどんな動きをしているか、やってる本人にはまったく見えてません。しかし、どう動いて欲しいか、念じながらひたすらロッドを動かす。あーでもない、こーでもない。。。そして、ジギンガーの妄想が現実の釣果となったとき。。。思わず口元が 緩んでしまうのであります。たとえかかった魚が食えないあい「ツ」であっても。

午前5時。
快晴微風の真鶴漁港、いつものよし丸には青物狙いの釣り氏が集まっています。大船長が青物船?
「ヒラマサですか」
「なかなか厳しいけどね、ジギングでやってみるわ」
「どこら辺ですか」
「水深30mくらいかなあ」
青物ルアーマンは5人。ジギング、キャスティング、それぞれ何本もタックルを持ち込んでます。私は隣り、若船長のスロージギング船です。実は昨夜、他にスローの客がいないと聞いて即「深場ジギング!」を打診。快諾してもらってます。真鶴沖の深場に何が潜む? ちょうど1ヶ月前の前回はスルメイカ、シマガツオ、そしてヒレジロマンザイウオと全て私には初めての魚でした。果たして今回は。(ちなみに、深場ジギングはよし丸の出船メニューにまだ載っていません。今回も無理やり深場調査ということで了解してもらいました) 予約客が揃ったので、よし丸二艘は桟橋を離れます。スロー船は真鶴半島先南下して、45分。

「はい、420mです」

潮は早朝までの雨でやや濁り気味です。最初は一軍トリオ(クランキー、スパイV、スピンドル)の先陣を切って、クランキーの350grゼブラグローを落とします。今日は大潮。スルスルっと落ちて行きますが、ラインは途中ですぐに大きく斜めってきます。数分で着底。。。すーっと持ち上げて。。。フォール。クランキーは少しのジャークで横を向き、落とすとテール側からくいっくいっとイカアクションをします。スロージギングを始めたころから一軍で、青物から根魚までかなり釣果が出てます。しかし、深場ジギングでは今回がデビュー戦。ラインが伸びるのでジグが動きにくい深場では、こういうリアクションの派手なジグが良いのでは、と期待しての投入です。が、20分ほどしゃくり、フォールを繰り返しますがアタリなし。移動。

「450mです」

次はスパイ400grゼブラグローを試してみます。スパイVではありません。標準のスパイですから、かなり長くて平たいジグ。ヒラヒラと横向きになりながらクリンクリンと落ちて行きます。クランキーに比べればジャークをかなり引っ張らないと横を向きません。しかし、横になるとそのままヒラヒラと落ちますから、フォールのアピール力は絶大。これまで、このジグでの釣果はほぼ100%フォール、でした。着底からのロッドのあおりを長めにとり、少しスラックが出る感じでフォールさせる。これが私のスパイ操縦法。ジャークで横向きからヒラヒラフォールに移ると落下がゆっくりになり、ラインスラックがなかなか解消しません。それをチェックしながら、あおり方を工夫したり。

が。

フォール中にラインが止まりました。アタリ? さっとロッドで合わせると、ズーンと重い感触。しかし、ぜんぜん引きません。この感じは。。。イカ? 巻きます。巻きます。。。ふっ。あ? あと200mくらいで、バレました。はー。大きく移動。

船は速度を上げて西へ走ります。まだ海は穏やか、風もほとんどありません。正面に初島が見えてきました。

「今度は500mでーす」

このポイントから船長もリモコン片手に参戦。私は。。。一軍トリオで残っているのはスピンドル380grレッドゼブラグロー。ですが、ここは前回の深場ジギングで反応があった補欠ジグ「シャウトのクレイドル400grゼブラグロー」にします。このジグは一見、ダミキのバックドロップに似て、背中がかなりえぐれてます。ジャークで結構な引き重りがあり、強く引くとひっくり返るので、ロングジャークにはたぶん向きません。そしてフォールはくるーりくるりん。宙返りしながら落ちていきます。この派手なフォールじゃ魚は逃げるんじゃなかろうか。。。と正直、しばらくは使う気になれませんでした。ところが前回、まずまずの当たり。あれが本物だったのか、再確認で、ここはひと流しだけのつもり。さてさて。

(追記:クレイドル=ゆりかご。ジグパッケージに書いてある開発者のコメントでは、フォールで尻振りやローリングを一切しないで、素直に前後にゆっくり揺れ落ちるジグ、だそうです。くるりんアクションはたぶん、私がしゃくりすぎてるせいか。)

着底からゆっくりとロッドで持ち上げてから、少しラインスラックを出す感じで落とします。たぶん、クレイドルはくるりーんくるりーんと落ちている、はず。ゆっくりあおって、フォール、また、ゆっくりあおってフォール。。。これを5mくらいまで繰り返して、クラッチを切り、底どり。そしてまた、ゆっくりあおって、スラックフォール。。。

ずずん。

お?

ロッドで聞き合わせると。

ずずん、ずずん。

ジジー、ジー。

本日初、ドラグも出ます。

「何だろ?」

船長と顔を見合わせます。が、なにせ、深場調査船。何が釣れるのか、上がってみてからのお楽しみ。えいや! 念のために1回だけ鬼合わせをくれてから、リールを巻きます。巻きます。巻きます。。。が、あれ? 30m上げたあたりでロッドがぴょんと戻ります。

うん? バレた?

ロッドを持ち上げて、抵抗がありません。というか、ジグの重みもナッシング?

「わー、やられた」

急いでリールを巻きます。巻きます。巻きます。うん?

ずずん。

いたー!

魚は外れてませんでした。まさかの死んだフリ? もしくは食い上げでしょうか。こんな挙動をする魚は。。。思いつくのは。

「タチウオか、タチモドキでしょう」
「ですね」

巻きます。巻きます。そして残り100mあたり。急に魚が重くなりました。ロッドが大きくたわんで、上下に激しく振れています。これは。。。

「食われたんじゃない? 最初にかかった魚をデカい魚が食った感じ?」
「ですかねー」

それじゃまるで泳がせ釣りです。巻きます。重い。巻きます、ジジジ。ドラグも出ます。。。

「わー、デカい!」

画像タモを片手に海面を見ていた船長が吠えてます。魚はどうやら船の下あたり? 私からは見えませんが。。。あー、見えた! 焦げ茶色の魚体がゆっくりと上がってきました。これは、タチウオでもタチモドキでもありません。あのデカさと色合い。たぶん、おそらく、あい「ツ」です。

「こいつかー、でもフックはしっかり口元にかかってますぞ。途中で食ってきたんじゃなくて、下からずっとこいつだったみたい」

そい「ツ」は、タモ入れを嫌がって、海面でひとしきり暴れます。ドラグ音とともに魚体が消えます。その勢いはまるで、良型のキメジっぽい。何度かゆっくり回して、なんとかタモイン。船に上げてみると確かにデカい。我が家の中型犬が13キロ。タモで持ち上げた感じだとそい「ツ」はたっぷりと15キロはありそうです。新魚種追加!

「バラムツ」 魚類市場図鑑より

画像海水魚。水深400〜850メートル。体長1.5メートル前後になる。側へんし、鱗などがざらつく。福島県南沖〜土佐湾の太平洋側、兵庫県浜坂〜東シナ海。産地では今でも食習慣が残るが、筋肉に大量にワックスエステル(蝋のような油)があり、食べると、下痢、腹痛を引き起こすことがある。また肛門から油が出る。このため流通は禁止されている。ただし漁師さんなど本種の根強いファンは多い。食べる場合は自己責任で。

食べません。船長もいっかい試したとかで「ケツからマジで油出るよ」だそうです。ただ、面白い情報も。 同じ魚類市場図鑑によると、このバラムツを「アブラボウズ」と呼ぶ地域もあるらしい。しかも神奈川県! ってことは、本命ゲット?

な、わけないか。

チャチャッとフックを外して、お帰りいただきました。まだ流せるということで、同じジグ、クレイドルを落とします。「うへ、ゴミ溜まりだあ」海面に多量のゴミが流れてきたため、急きょ、船を少し方向転換。それでもラインがゴミを引っ掛けてしまいます。海藻を外そうとロッドをあおっていると、着底。そこからゆっくりめに持ち上げて、フォール。。。

ズズン。

うん?

ジジジ。

あらら、さっきと似たアタリです。まさか、あい「ツ」の2連発? ロッドで鬼合わせしてから、巻きます。微妙にさっきより小さめ? すいすい、上がってきます。違う魚?

ズズン。

やっぱ、同じか。

この時、船長も何かかけたようです。ロッドが大きくしなってます。しかし、ラインがこっちの方へと斜めって。。。まさか、オマツリ? ロッドを私は左へ、船長は右へと振ってみます。お互いの負荷にまったく変化なし。つまり、船長には別の魚がかかっているという事。

巻きます。巻きます。巻きながら、しかし、嫌な胸騒ぎです。なぜなら、今度も魚が食い上げてるから。負荷がふっと消えて、急いで巻くと、ズズン。。。

画像上がってきたのは、やっぱり、あい「ツ」でした。タモインして持った感じは12キロくらい。今度もしっかりとフロントフックが口元にかかってました。テールはエラに。そして、船長の魚は。。。も。。。あい「ツ」。たははな3連発でありました。即リリースして、移動。

「意外でしたね。あいツはもっとガンガン引くイメージがあったんですけど、上に泳ぐなんて〜」
「たぶん、力を温存したかったんでしょう」
「はい?」
「あいツらはリリースされるって分かってて。それで帰りのために体力を温存したとか」
「ははは。確かに、あれからまた500m潜るんですものね。大変ですよね〜、なるほどなるほど」

その後、もう一回初島あたりで流しますが、船長にギスと沖アナゴが来て、私は正体不明のバラしのみ。船は大きく東へ舵を切ります。ジグを一軍トリオ、最後のスピンドルに付け替えます。実はスピンドルは一軍とはいえ、いまだにイマイチ、泳がせ方が分からないジグでもあります。その特徴は重さが変わってもジグ全長がほぼ変わらないところ。そもそも同じ重さならクランキーやスパイよりも短いジグですが、潮や水深で重さを変えても、スピンドルはジグのシルエットがほとんど変わりません。で、スピンドルはクランキーやスパイに反応が鈍いときに小さめのじぐとして試してみる、私的にはそういう位置づけ。で、そこそこ結果も出たり。スピンドルはその形状からフォールでアピールするジグだろうと妄想してますが、実際はどうなんでしょう。開発した人のコメントが聞いてみたいもの。

(追記:ディープライナー東村さんのコメントは未だに探せてませんが、メーカーサイトの説明では、ジャークではなく、ナチュラルなフォールでバイトを誘う、とありました。たぶん、あまり派手なアクションはなく、自然落下するイメージでしょうか?)

「470mでーす」

沖上がりまであと1時間ありません。深場ジギングは投入、回収にかなり時間がかかるため、実釣4時間半くらいの半日船では、途中移動も含め流し5回か6回くらい。これがおそらく最後の流しになるでしょう。いつの間にか風が強くなってきてます。ウネリもかなり出てきて、船のローリングがキツい。

「天気予報どおりだねー」

確かに。今朝の予報では昼近くに風が強まり、波も高くなるって言ってました。船の上下動がひどくてスピンドル380grでは着底がよく分かりません。ラインがしっかりたるむのを待って、糸ふけを取り、あおってみます。底潮が動き出したのか、さっきよりかなりジグが重く感じます。ゆっくり持ち上げて、フォール。ゆっくり持ち上げて、フォール。。。

うん?

ジグが急に重くなりました。しかし、引きません。とりあえず巻きます。巻きます。。。が、残り250mくらいで、ふっと軽くなり。。。バラし? それとも二枚潮の境目だった? 海が荒れて、微妙なところが分かりません。そして、そのままラインを回収したら、ちょうど午前11時で沖上がり、でありました。

食えぬけど、いい引き楽しむ 深場釣り

本日の釣果:バラムツx2 リリース

使用タックル:
ロッド: オシアジガーインフィニティ B636
リール: オシアジガー 2000NRPG
ライン: スーパーファイヤラインカラード 1.5号x1000m
リーダー: バリバスナイロン 30ポンドx5m
ツインフック: がまかつ 鎌鼬4/0ヘビーロング
当たりジグ: シャウトクレイドル 400gr ゼブラグロー

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
バラ2連発ですか〜

赤いのあがりませんね…
でも、そのサイズでもこのタックルで楽々上がるんですよね。
なんか、青物でPE4号リーダー20号とか使ってた自分を笑ってしまいそうです!
案外ラインって強いものですね!

さて、僕は来月くらいまで行けないので、
たくさん釣って下さい。
メヌケ船が出たら参戦するかもでーす。
あおみの
2017/05/29 19:38
> あおみのさん

バラムツ、ついに釣り上げましたよ。
いつか顔を見たいとは思ってましたので、これはこれで満足です。まー、赤いのは深場エサでも空振り続きらしいので、こっちでは厳しいのかもしれません。まだ深場調査、船長が許してくれる限り、続けてみますけどね。そうそう。FL1.5号にナイロン30ポンド(6号)で15キロのバラムツがストレス無しに回収できました。この感じだと、いつかの外房アブラボウズ船でかけた(リーダー切られた)ヤツは、明らかに今回のバラムツの倍以上はありましたね。マジでアブラだったかもと、今になって歯噛みしてます。おや? しばらくは出撃できませんか? こっちはこれから閑散期なので、夏マグロまではバンバン。。。はい、メヌケ。。。しっかし、真夏日の深場は回収がキツそう。今回も終了時にはヘロヘロでした。。。というわけで、ついに禁断の電動ジギングを妄想中。
みやざき
2017/05/30 05:56

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