週末海釣り族

アクセスカウンタ

zoom RSS 深場ジギング、福島(小名浜)遠征に行ってきました

<<   作成日時 : 2017/07/19 12:01   >>

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2

画像大きな魚を狙うばかりがジギンガーの本望では(たぶん)ありません。釣りには狙う魚に合わせて、ジグを選んだり、タックルを調整したり、蛍光パケを付けたり、フック形状を変えたり。それぞれにその人なりの楽しみがあって、それでぽんぽん釣れたりすると私なんかすぐに、よっしゃ、俺って釣りの天才?とすっかり舞い上がってしまいます。このパターンでも十二分に釣りは満喫できています。しかしそれでも自分のどこかに、大きな魚への憧れがあることも知っています。たとえば、どこかで誰かが(しかも知り合いが)でっかい魚をかけたとか聞いたら。口では「おめでとう」などと美しいセリフを並べつつも、内心は穏やかではありません。くそっ、やられたと地団太を踏み、次は俺がと妄想の翼を大きく拡げ。。。というわけで、連休を利用して横浜から往復480Km、でっかいアブラボウズがスロージギングで釣れたという福島県いわき市の小名浜港に行ってきました。

午前3時半。
国道6号線を右に折れるとやがて広い海岸通りになります。少し北上すると右手海側、薄暗い早朝の闇に巨大な港湾施設が浮かび上がってきて、それが小名浜港でした。居並ぶ海上クレーン、高くそびえるビル、船舶ドックや港をまたぐような高架橋も見え、真鶴や茅ヶ崎といった漁港とはスケールの違う、どでかい工業港です。もちろんここが6年前に未曽有の大津波を受け、深刻な被害を被ったことは記憶に痛烈に刻まれています。完全復興まではまだ道半ばでしょうが、こうして横浜から釣りにいける環境になっていることにどこかほっとする自分がいます。ふ頭に車でゆっくりと入ります。船宿のホームページからダウンロードしたアクセス地図を見ながら、うろうろ。。。あまりに広いので常夜灯では照らしきれず、港内ほとんどが薄暗い闇の中、目指す乗船場所が分かりません。のろのろと左へ走り、行きどまりで右に切替えし。。。約5分。お、「第八光勝丸」という船を発見。近くにワンボックスカーが数台停まっているから間違いないでしょう。

「みやざきさん?」

車を寄せると、やや小柄な男性が笑っています。しかしこの人こそ、巨魚アブラボウズ61キロをルアーで釣り上げたアブラボウズ61キロマンさん改め「アブラキング」さんなのでした。

「今日は違うポイントみたいだね」
「おや?」
「昨日が全然だめだったらしくて、もっと深いところに行くらしいよ」
「もっと深い」
「うん、600mくらい」
げげ。

画像この日乗り合わせたのは、アブラキングさんの奥さまも含めて、計8人のジギンガー。みなさんそれそれに見るからヘビーなタックルです。片舷流しらしいので、全員右舷に並びます。ミヨシ一番にアブラキングさん、2番奥さま、3番イノウエさん、そして4番が私みやざき。タックルは深場中心にスロータックルを四セット持ち込みました。その内のひとつは今日がデビュー戦となる「電動ジギングタックル」。周囲から「それは反則です」と非難の嵐を恐れていましたが。。。この深さならやっぱり電動だよね〜。。。ですよね〜。ほっ。

船室でうとうとしている間、船はどこか(方向分からず)へ向かって走ります。ポイントまでだいたい2時間くらいでしょうか。全速進行中も船はほとんど揺れず、海はおとなしいようです。ようやく減速し始めたので外に出てみると、360度、海。どこにいるかまったくわかりません。空に雲があって、頬をなでる風もあって、心配したほどの暑さもなく、しかも波は穏やか、中潮という潮回り。

「608mです」ぷー。

みなさん、700grで始めるというので、私もスピンドル700grスポットグローをマニアフェローズ46につけて落とします。リールはタリカ20IIでラインはFL3号を1200m巻いてきました。ガチの深場仕様、リーダーもナイロンの60ポンドです。スピンドルはほぼまっすぐに落ちて行きますが、途中から船が流れていっせいにラインが斜めってきます。左へ斜めから前方へ流れて。。。なかなか着底しません。さすがに600mは初めての深さ。後の回収を思うと、けっこうげんなりします。10分くらい?でラインが緩みました。リールを巻いて糸ふけをとり、そこからスローに肩口まで持ち上げてから、フリーまたはテンションフォール。合わせてリールをひと巻き(ワンピッチ)してタナを上に移していきます。波崎で有名な二枚潮はこっちみはなさそう。おかげで重いスピンドルの割りには引き重りがさほどきつくありません。

「底から30mくらいまで探ってみて〜」

ただ、スロー独特にロッドを曲げてゆっくり泳がす、ができているかどうかは自信なし。マニアフェローズ46はかなり硬い竿(高弾性)、深場スロー用に開発されたそうですが、全長がたったの135センチ(46=4フィート6インチ)です。ゆっくりあおったら竿先が大して曲がりません。あおりのストロークも短いので、果たしてジグが動いているのか、ただ単にラインが伸び縮みしているだけでは? そんな疑問符がちらちらします。しばらく反応がないので、ミヨシのアブラキングさんのアクションをコピーしてみます。ゆーくり、ゆーくり。そしてリールを数回巻きあげて、フォール。。。なるほど。ぷー。回収です。

重い。

700grのスピンドルを600mから巻き上げるのですが、予想通り、ハンドルが重いです。タリカはクラッチでギヤ比を切り替える機能がついています。通常はギヤ比5.2、巻上長さが117p。ローギヤにするとギヤ比2.3、巻上が51cmまで落ちます。ハイギヤで巻き始めますが、すぐにリールを巻く右手、右肩がだるくなって。。。ローギヤに切り替え。。。ほほー、これは楽です。すいすい巻けます。問題は巻上長さが半分以下のこと。巻いても巻いてもラインを回収できません。10mに20回巻き、600mに1200回巻き! こりゃだめだあ。

案の定、船中、巻き終わり回収までいちばん時間がかかってしまいます。アブラキングさんの奥さまよりも回収が遅くなって。。。少々、落ち込み。楽だけど、時間がかかる。うむ。船長が船を入れ直してくれます。この間に、ジグを引き重りの小さいスパイV800grに付け替え、ぷーで落とします。流し2回め。。。あおり、フォール、しゃくり、フォール、あおって停めて。。。ぷー。船中、声なし。回収。。。ローギヤ再び、回収はもちろん最下位。

「XXさん、何を熱心に見てるの? あの船? あれ欲しいのかい」

移動中、船長がミヨシ仁王立ちのアブラキングさんに声かけてます。360度の海原、左手に、真っ白のプレジャーボートがひとつ、スパンカーを立てて、やはり釣りのようです。

「あれは3千万円だそうよ。買う?」

うへ。そりゃ高いわ。

リールを替えます。ティカST12をマニアフェローズ46につけてみます。こちらはギヤ比4.2、巻上長さが71cmとちょうどタリカの中間くらい。巻いているラインはFL2号でリーダーは40ポンド。スパイVの700grをつけて落とします。流し替え、3回め、ここまで船中ナッシング。ラインはまっすぐで斜め具合も小さくなりました。ラインを3号から2号に細くしたせいで、水切れが良くなった? ジグのフォールも速くなり、船中まっさきに着底で、あおります。

ぐぐ。

何度めかのあおりで、ジグがずんと重くなりました。

うん?

ジジジ。固めのドラグも出ます。船が波で上下しているので、明確にはわかりませんが、ついにでかいやつが来たか? あるいは根掛かり? ロッドを曲げて、生命反応を待ちます。待ちます。待ちますが、魚の引きはなし。判定:根掛かり。うーん、残念。

「今日も食わないなあ。アブラボウズはいるんだけどなあ」

くだんのプレジャーボートから無線があり、アブラボウズを一本上げたとか。

「でもあっちは餌釣りだけどね」

確かに、アブラボウズはいるようです。しかし。。。誰にもアタリが来ません。右となりで怪しいロッドの曲がり方。。。でしたが、これも根掛かり。期待のアブラキングさんも「一回だけ、こつん。それ以外はナシ」と頭を振ってます。流し替え4回め、5回めも船中ナッシング。。。時間はどんどん過ぎて、あっという間に沖上がり1時間前の11時となります。まさかの船中8人全員討ち死にか。そこに船長から提案が。

「選んでください。時間的にあと2回流せるかどうかです。このままアブラボウズ狙いで粘るか、それとも浅場へ行って何かお土産が釣れるか試してみるか」

後方4人組「前方の方に聞いてください。私らはどっちでもいいよ」
前方4人組(含む私)「何か釣りたい!魚のアタリが欲しい。浅場行きましょう」
船長「わかった。俺も今日は延長サービスすっから、よし、午後2時までやってみっか」


ぷー。

浅場と言ってましたが、着いたポイントは水深300m。600mから来ると確かにかなり浅く感じます。ここでは4オンスタックルにスパイN300gr赤ゼブラを付けてやってみます。

「何が釣れますかね」
「たぶん、タラ、バラメヌケ、ひょっとしてキンキかも」
「え、高級魚のオンパレードですね。でもタラって冬の魚じゃないんですか」
「ううん、夏マダラって刺身でおいしいのよ」
「わお!」

さすがに300grではちょっと軽すぎたようで、けっこうラインが斜めになって、着底もいちばん最後。底からしゃくります。そしてフォール。深場用ワンピッチスローです。すぐに右となりの釣り氏が何かかけました。竿先がいい感じで曲がってます。本日の船中初アタリ。

「魚だよ、うれしいねえ」

上がってきたのは。。。お、タラです。ジギング船では初めて見たタラ、いわゆる夏マダラでありました。しかし、右となりの釣り氏は「タラかー」とため息。。。さほど喜んでる風には見えません。なぜ?

「あれはタラにしては小さいの。もっと大きいのが釣れるからね〜」

ほほう。見た目、キロ越えみたいですが。としゃべっているうちに、アブラキング奥さまもタラをかけてます。ミヨシのアブラキングさんも、トモでも。そして私にも。。。

ぐぐん。

ワンピッチからフォール中に魚のアタリです。さっとロッドで合わせて、ずずんと重みを感じます。ぷるんぷるるんと引いてます。やっと魚のアタリ、嬉しさのあまり、ガンガン巻いていると残り100mくらいで、ぷるるん、ふっ。重みが消えてしまいました。なんと、痛恨のバラシ。。。ぷー。

次の流しでジグを重くしました。クランキー350gr赤金ゼブラです。今度はすーっとまっすぐに落ちていきます。底からスローに持ち上げてから、フリーフォールを繰り返します。すると。

ぐぐん。

おー、来た。しっかりロッドで合わせてから、今度は慎重に巻いてみます。途中で何度かぷるるん、ぷるるんと魚が暴れてます。ちょっとアカムツっぽい暴れ方でどきどき。バレルなよ〜。

画像やりました! 夏マダラ、60センチ、2キロ。新魚種です。

マダラ(タラ) 市場魚介類図鑑より

体長1メートル前後になる。背鰭が3つ、尻鰭は2つ。頭が大きく尾に向かって細くなる。下あごにヒゲがある。海水魚。沿岸域から水深500メートル以深。 山陰以北、茨城県以北。日本だけではなくヨーロッパ、アメリカ、カナダなど北半球でもっとも重要な魚がマダラである。イギリスとアイスランドでタイセイヨウマダラの漁業権をあらそって戦争まで起こしている。当然、我が国においても重要性はかわらない。特に乾物となって日本の津々浦々にまで行き渡り、山間部での重要なタンパク源となり、寒い時期には鍋物材料としてなくてはならないもの。

なるほど〜。たしかイギリスのビアパブ定番「フィッシュ&チップス」のフィッシュはタラのフライ。しかし、戦争まで起こしているとはなかなかの珍重ぶりであります。

その後はバラメヌケのポイント、水深は変わらず300mくらいにも回ってくれましたが、こっちで私はなんとかかけたもののあっけなく2バラシのみで終了。時計を見たらほんとに午後2時で、船長、残業ありがとう。大本命のアブラボウズは船中不発でしたが、なかなか釣れないのがアブラボウズ。今回は顔を見なかったキンキ、バラメヌケと合わせて、次の楽しみにとっておくことにします。

ジギングで 釣れるマダラは 刺身です

本日の釣果:マダラ

使用タックル

深場アブラボウズ狙い
ロッド:マニアフェローズ46(ジグ250〜900gr)
リール@:タリカ20II(ドラグmax 20kg)
ライン@:ファイヤラインカラード 3号x1200m
リーダー@:バリバスナイロン60ポンドx5m
リールA:ティカチームST12(ドラグmax11.5kg)
ラインA:ファイヤラインカラード 2号x1200m
リーダーA:バリバスナイロン40ポンドx5m
フック:自作ツイン、ジガーライト5/0、7/0
使用ジグ:スパイV、スピンドル 700-800gr

中深海マダラ
ロッド:オシアジガーインフィニティーB634(ジグmax300gr)
リール:オシアジガー2000NRPG(ドラグmax10kg)
ライン:ファイヤラインカラード 1.5号x1000m
リーダー:バリバスナイロン30ポンドx5m
フック:自作ツイン、ジガーライト2/0、3/0
使用ジグ:スパイN300gr赤ゼブラ、クランキー350gr赤金ゼブラ

あ!
電動ジギングタックル、結局使わなかった。。。これもデビューは次回に持ち越し。

追記)マダラの刺身

延長戦で小名浜港に戻ったのが午後4時。そこから常磐道、首都高、東名と乗り継いで、なんとか連休渋滞をかわしながら自宅着が午後7時半でした。すぐに道具を洗い、マダラをさばいたら、そのままビールで爆睡。というわけで、刺身は一日置いての夕飯時になりました。冷蔵庫で一泊した切り身の皮を引いてスライスした白身は、柔らかくてとても上品な味。今回はそのままいただきましたが、たぶん、氷水などで締めたほうがより旨さがでそう。夏マダラの刺身、花丸です。なお、でっかい肝は塩焼きでたべましたが、これまた鼻血が出るかと心配になるほど、うまかった! マダラ、また釣りたい。

   にほんブログ村 釣りブログ ルアーフィッシングへ
   にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うはっ!!
いきなり600mですか!それはツライ…
しかも浅場が300mで浅く感じる!?
まあ前回130mで浅すぎる!って言ってる我々は感覚がおかしいのでしょうね(笑

600mでも7〜800g…ローギアだとご婦人よりも遅くなる…巻いてからのフォール…帰りは三連休最終日でも3時間半…
メモメモ。。。


さあ、次回は本命GETのターンですよ!
期待しましょう!!
あおみの
2017/07/19 13:58
> あおみのさん

行ってきました! 片道240Kmは遠かったですが、ほぼ高速道なので眠気を催さなければ楽勝でしたね。でもいちおう前ノリしましたけど。アブラボウズ、8人で5時間くらいしゃくってみましたが、今回はアタリもなしの船中丸ボウズでした。そうです、次回こそはがっつーんと行きたいもの。でも、その分、アブラキングさんから61キロの話をいろいろ聞けましたんで、イメトレは完璧。タックルのセットアップもう一工夫して、リベンジします。帰りの渋滞は、3連休最終日の夕方というど真ん中でしたが、心配していたほどじゃありませんでした。高速道の環状線が混んでいたみたい。あ、船長には「この次はもう少し浅いところで」とお願いしておきましたよ。600mで6回もながすと腕、肩、正直、きついです。
みやざき
2017/07/19 14:33

コメントする help

ニックネーム
本 文
深場ジギング、福島(小名浜)遠征に行ってきました 週末海釣り族/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる