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zoom RSS 中深海ジギング、自作ジグでアカムツを釣る

<<   作成日時 : 2017/06/13 12:11   >>

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画像ジグの選択は釣果に影響するのでしょうか。前回の真鶴沖、中深海ジギングでは、私の一軍トリオ、クランキー、スピンドル、スパイV、それと補欠クレイドルの4種のジグを同じ条件(カラーはゼブラグロー、しゃくりは三種のみ)で試してみました。結果はどれも本命のアカムツ釣れず、しかしアタリが3尾(ポイント2点)のクランキーが、1尾のクレイドル(1.5点)、スピンドル(1点)を抑えて、辛うじて勝利。ただ、真鶴テッパンと呼ばれる実績ジグ、スパイVはまさかのアタリなし(ポイント0点)で最下位に沈みました。ただ、メーカーのテスターはたぶん100回以上テストしてジグ開発をしてるはずで、シロウトが一回くらいでどうのこうの言うのは噴飯ものでしょう。でも一般の釣り人にとって、オフショアの釣りにホイホイとは行けません。ですから、行くなら釣果が欲しいはホンネ。釣れる釣れないには天地の差があって、完ボ警報が鳴り始めると次第に気分は焦り、自己嫌悪に陥り、そして救いのない暗くて深い闇へと淀んでいきます。ホントにこのジグでいいのかしらん。釣れない理由はジグなの? というわけで、今回も前回に引き続き「ジグで釣果は変わりますか?」シリーズ、第2弾です。さて今回はどんな結果に?

午前5時過ぎ。
快晴、微風。真鶴漁港ふ頭のよし丸二艘に釣り人が8人くらい集まっています。今日は大船長が中深海で、若船長は遠洋漁業?だとか。中深海には4人のジギンガーが乗り込みました。私と真鶴二回めのあおみのさんでミヨシ側、残り2人はトモの左舷右舷。
「今日は、まずは一軍ジグで本命を釣ってから2軍を試すかなあ」
赤いキャップのあおみのさんが悩んでいます。2週前は2軍でも釣れるはず、とずっと2軍ジグにこだわりましたが、最後まで本命は来ず。船中、魚の数では竿頭でしたがご本人には不本意な結果でありました。で、リベンジ戦。

船はいつものように真鶴半島の先を右に曲がり、湯河原沖方面を目指します。私は今日試すつもりのジグをひととおり確認します。潮回りは大潮。おそらく前回より潮が流れてるはずなので、ジグは同じモデルですが前回よりやや重め。先発順に、スピンドル300gシルバー、クランキー260gr赤、スパイV250gr赤、自作260gr金赤、クレイドル300gr金赤を予定します。すべて(自作ジグ以外)ゼブラグローなのは前回と同じです。

「はい、いいよ! 280m」

お、いきなり深めです。海は鏡のような凪、こういう日はあまり釣れた記憶がありません。嫌なイメージを振り払い、スピンドル300grを落とします。尻を振りながらスピンドルはスイスイと落ちていきます。ラインもほぼまっすぐ。思ったほどに潮は流れていない? ボフッと着底、そこから今回も試すジャークは前回と同じ3種類。ゆっくりめのワンピッチジャーク、ロングジャーク/ロングフォール、それにショートなハイピッチジャーク/ストップです。それを数回ずつ繰り返します。

各ジグの持ち時間は最低1時間。流し変えのタイミングで多少長い短いは出ます。勝ち負けはポイント制で本命(アカムツ、メヌケ、アブラボウズ、アラなど)10点、準本命(キンメ、クロムツ、鬼カサゴ、トラフグなど)3点、その他の食える魚、但し青物は除く、は1点であります。なお、食えない魚、バラしても大物ラインブレークやあるいは本命っぽいアタリでバラした場合は残念賞で0.5点。

ぐん。

お!

ぐぐん、ぐん。

スピンドル、ハイピッチジャークの途中で、なかなかいい感じのアタリが来ました。ロッドで合わせて、リールを巻きます。ぐぐん。なかなかいい引き。うん? トモのほうでも竿が曲がっています。が、そっちは魚が走りまくっているようで「サバだあ」という悲鳴。こっちもそうか。。。

画像06時07分。そうでした。それでもプリプリに太ったゴマサバでしたから、船のバケツを借りて鯖折り。血抜きしてキープです。そしてすぐにスピンドルを落とします。。。が、今度は着底前に。

ぐいん。

06時10分。ほぼ同じサイズのゴマサバ。青物は引きが強いので楽しいのですが、底が取れないのは困りモノです。スピンドルのゼブラグロー、サバへのアピール大?

「はい、上げて〜」

大船長の声がスピーカーから。流し始めてまだ30分も経っていません。

「オレ、見切り早いから」

次はやや浅めで、220m。スピンドル継続です。着底からしゃくります。ワンピッチ、スローフォール、そしてハイピッチで。。。ぐいん。あ、この感じ、まただ。。。

6時44分。本日のゴマサバ3尾め。しかし、中深海での青物は加点ゼロなので、スピンドル未だ釣果なし。持ち時間はあと16分です。急いで再投入します。しかし、その後は何もなくスピンドルは終了。。。結局スピンドルはサバ3尾のみでゼロ点でありました。

「はい、上げて〜」

大船長はホントに見切りが早いです。4人でしゃくってだいたい15分からせいぜい30分。ぜんぜん釣れないと我慢しません。湯河原沖から熱海沖にかけて、次々とポイント移動です。その間、私はいちばんの実績ジグ、クランキー260gr赤ゼブラ、そして真鶴沖テッパンのスパイV250grと各1時間ずつ、期待を込めてみっちりしゃくります。が。。。まさかのアタリなしで予定時間終了! しかも、その間に隣りであおみのさんが本命のアカムツをゲットしているではありませんか。

アカムツが1尾釣れたら、底にはアカムツが群れで泳いでます。
魚がいないのでなく、あなたに釣れてないだけです。
日頃の行いがこういうところで出てしまいますか。

呪いのような釣りの箴言が頭をよぎります。あおみのさんのアタリジグが気になります。もしも同じジグだったら。。。

「一軍ジグです。大きいほうが魚にアピールするって、知り合いの魚類研究者が言うんで、ヒラヒラ系のスパイ300grゼブラグロー使ってます。やっぱり、本命には一軍ジグですかね」

アタリジグはスパイでした。スパイは。。。使ってません。(スパイはスパイVより長めのセンタバランス、ロングジグ)。悔しい中にもなぜかホッとしている自分がいます。アカムツを血抜きバケツに放り込むとあおみのさんは、スパイを外して、そそくさと2軍ジグ(シマノのバタフライ?)に付け替えてます。まだ「魚はジグを選ばない。2軍ジグでも本命は釣れるはず」説を捨ててはいない? 私は。。。一軍ジグトリオ、スピンドル、クランキー、スパイV全滅で、ぼんやりと近づく島影を見ています。

「次は280mですよ、よろしく」

午前9時、船は熱海沖を南下してます。近づく島影は電波塔が目立つ初島でした。かつてスミヤキの猛攻を受けたポイントのようです。ローテーションでは次は自作ジグ260grの出番です。これまで浅場スローではそこそこの実績がある自作ジグ。いちばんの大物は駿河湾の真鯛4.5kg。それと外房のワラサ入れ食いもありました。しかし、中深海は。。。釣果の記憶がありません。迷いつつ、ノロノロとジグを取り替えます。そう言えば前回は自作ジグを試しませんでした。やはり今日は自作ジグ、行ってみますか。スミヤキに取られても自作ジグなら痛くないし。。。と、自分を鼓舞して。

投入。

表裏の形状差が市販よりもずっと大きい自作ジグ260gr金赤アジ、澄み潮の海へくるりんくるりんと落ちていきます。フォールはゆらゆらくるりんで、ものすごくゆっくり。着底からのジャークは少しのストロークですぐに横向き、そこからフリーフォールでヒラヒラ、ゆらゆら、くるりんと不安定な木の葉のように動きます。作った本人が言うんで間違いないのですが、ゆっくりめのワンピッチからフリーフォールが向いてます。ですが、テストです。他のジグと同じしゃくり三種、スローワンピッチ、ロングフォールそしてファストピッチをやってみます。しばらくすると。。。

「お、来たかあ」

声はトモから。見ると右舷トモの釣り人のロッドが叩かれてます。これは本命っぽい。タモを持った大船長がスタンバイ、みんなで海面に注目です。またもや、ロッドが叩かれてます。これは。。。間違いありません。海中からゆっくりと弧を描いて上がってきたのは、本命のアカムツ! しかもまずまずのサイズです。

「アタリジグ、あれはナローだな」

あおみのさんがつぶやきます。色はシルバーベースのゼブラグローのようですが、確かに細身ジグ、たぶん、スピンドルナロー(N)? 船中2本めのアカムツも自分のとは異なるジグでした。悔しさと焦りと少しばかりの安堵。ふつうならここで、アタリジグに近いものに変えたくなります。すなわち、釣りの箴言。

釣れてる人の真似をしろ。

あおみのさんがスパイ、右舷トモ釣り師がスピンドルN。。。どっちも細身のヒラヒラロングジグです。私のタックルボックスにスパイもスピンドルNもありません。が、細身なら、スパイN300gr赤ゼブラが入ってます。。。いえいえ、ここは我慢、クラッチを切り、自作ジグをフォールさせます。ここで日和ったら、せっかくのテストが台無しじゃん。えー! 釣果よりもテストかい? そもそも、ジグで釣果が変わるのかい? それを見極めるためのテストやんけ。。。不毛な自問自答のうちにボフっと着底。そこからしゃくり再開です。

スローなワンピッチから、フリーフォール。
ゆっくりとロッドを真上に持ち上げてからのロングフォール。
そしてショートピッチからのステイ。
それぞれをだいたい底から10mくらいまで。。。

がん!

え?

ががん!

えええ?

ロングフォールの途中で、ジグにぶつかるようなアタリが来ました。他の人の様子を見たりと、すっかり油断してたので、慌ててロッドをあおります。えいや! あ。

アカムツは皮膚の弱い魚ですから、強く合わせてはいけません。

そうでしたっけ。。。でも、もう遅いです。しっかり鬼あわせ済み。。。とりあえず、針が口元にフッキングしてくれてることを祈ります。いえ、その前に、本命であってくれ!

リールを巻きます。

ぽいねーと笑いながら、タモを片手の大船長がすぐ隣りに立ってます。竿先がぷるるん。お、ぽいねー。巻きます、巻きます。水深280mから、ひたすら。。。澄み潮でかなり下でも魚影が見えて来ます。色は。。。赤。体型は。。。ムツ。ということは。。。本命です! なんとなんと、自作ジグで本命アカムツをかけてしまいました。くるりくるりと回りながら、アカムツは上がってきます。良いサイズ。。。ここでバレるなよ。バレるなよ。バタバタバタ。。。最後のあがきで竿先が上下、なんとか耐えて。。。大船長のタモに。。。入った!

画像午前9時31分。アカムツ35cmゲット。おもわず口元がほころびます。しかも、なんとなんとかけたジグは自分で鋳型から作った自作ジグ。フロントフック(これも自作)が見事に口元にかかってました。これならバレません。これを快挙と呼ぶべきか、それとも真鶴沖の椿事か。頭に浮かぶのはフォールする自作ジグがアカムツの鼻先をかすめていく光景です。これは絶対食うぞという絶対的な近さでふらふらと落ちていった。。。以外に考えられません。で。

運も実力のうち。

であります。

さて、周囲にもいろいろな魚が上がってます。トモではマトウダイ、あおみのさんに良型のタコ、さらにオキギスなどなど。私も自作ジグで続けて、シロムツを1尾追加しました。そして午前10時過ぎの回収で自作ジグの持ち時間終了。本命10点+シロムツ1点で自作ジグは驚異の11点を叩き出したのでありました。

移動。

「海底に真鶴半島みたいな起伏があってさ、最後の最後はその先端まで行くよ、280mだから準備してて」

大船長の声を聞きながら、ジグをクレイドル300gr赤金ゼブラグローに付け替えます。沖上がりは午前11時。残り1時間はクレイドルの持ち時間です。風が出てきました。強い西風で、白波が立っています。風に船を立てながら、いいよ、の合図でクレイドルを投入します。ワンピッチからロングフォール、そしてショートジャーク、丁寧にしゃくりを繰り返します。ナッシングで移動。相変わらず、大船長の見切りの早さは尋常ではありません。いったい半日船でこんなに流し返して、燃料は大丈夫なのでしょうか。

くいん。

お。

何度めかの移動先。たぶん最後の流しでしょう。ワンピッチのジャークで魚信らしき反応です。しかし、波が出て、どうもはっきりしません。竿で合わせて、そのまま止めてみます。

くいん。

先端が少し引っ張られました。波のせいではなさそう。魚の種類が分からないので、一応、ゆっくりめに慎重巻きです。巻きます、 巻きます、巻きます。。。

画像午前10時58分。シロムツ22cmでした。あまり引かない魚ですが、白身で美味しいので2尾めのキープです。そして、ここで沖上がり。

「半日船だけど、ずいぶん流し変えてくれましたねー」
「8回はポイント流したかな」
「13回だよ。今日で春のアカムツは終わり。なんで、大サービスしちゃったよ」
「えー、それじゃ巻き上げだけで、総延長4kmくらいになってるか」
「そうそう。途中で魚あげた人はもっと巻いてるね」
「うひゃー、これぞ中深海だ」
「お疲れさまでした!」

成績発表。
優勝、自作ジグ 260gr金赤アジが11点、二位のクレイドル1点に大差で勝利でした。その他のジグ、スピンドル、クランキー、スパイVの一軍トリオは釣果なしの0点。真鶴テッパンのはずのスパイVはなんと2回連続0点でした。次はクレイドルとの一軍入れ替え戦になります。たぶん。

自作ジグ 本命来たから 一軍です。

本日の釣果:アカムツ35cmx1、シロムツx2、ゴマサバx3

使用タックル:アカムツ
ロッド:シマノ オシアジガーインフィニティ B653
リール:シマノ オシアジガー1500HG
ライン:バークレーファイヤラインカラード 1.5号x600m
リーダー:モーリス バリバスフロロ30ポンドx5m
アタリジグ:自作ジグ 260gr 金赤アジ スポットグロー
アシストフック:自作4cmツイン、針:ジガーライト2/0

テストしたジグたち
左からクランキー260gr、スパイV250gr、スピンドル300gr、クレイドル300gr、そして自作金赤アジ260gr。
画像


各ジグのグローパターン(並びは上と同じです)。
画像


追記)釣り魚料理いろいろ。
アカムツの煮付け、鯖の一夜干し、シロムツ塩焼き。
どれも美味しくいただきました。

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内 容 ニックネーム/日時
いやはや、始めは僕だけカンボー食らうんじゃないかと冷や冷やでしたよ!
前回のみやざきさんの気持ちがよくわかりました…
しかし自作ジグでの1匹、お見事です!
ジグは何でも、、、では無いんですよ。
自作は言わば我が子。選手ではなく家族です。家族と供に釣り上げた1匹は初アカムツと同等に重いですよね!

しかしなんでギスばかりなんだろうな…

でも我々は相性いいですね(笑
ボウズ当たり前の釣りで本命率100%!
お互い本命ゲット率も50%!!
打率5割!!



でも順番的に次回は、、、


あそこに行く前にもう一回同船しときましましょうか(笑
あおみの
2017/06/14 18:59
> あおみのさん

なかなか朝イチが渋かったですね。青物は元気でしたが、あれはジグを見つけさえすれば、バイトして来ますし、胃袋はイワシでいっぱいでしたから、ファストピッチにピタッとハマったようです。それでもスパイにパケで本命ゲット、お見事でした。ぜんぜん食わなくても魚は泳いでいる。それがハッキリして、ヤル気が出ました。
自作ジグはまぐれでしょう。やってる本人がさほど期待せずにいましたし、ロングフォールという作者の意図とは違うアクションで食って来たし。。。それでも結果がすべてなので、よしとしますか。ちなみに、次回からは自作ジグも必ずローテーションに入れます。
そうですね〜。同船四回でハズレなし。2人とも本命ダメっていうのはないですね。たぶん、波長が合ってる? 順番からいうと、次はこっちがダメな感じですが、日程が合えばぜひ次は深場、やりましょう。新しいリールで。もちろん、中深海でもオッケーですよ。
みやざき
2017/06/15 07:57

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